ノルウェー・リレハンメルで行われたFISスキージャンプW杯2025/26シーズン開幕戦の最終日、男子ラージヒルHS140で小林陵侑(日本)が今季初優勝を飾りました。吹雪まじりの難コンディションのなか、1本目のビハインドを跳ね返す「王者の2本目」で逆転。日本勢の好調なスタートを象徴する一日となりました。
(大会:Viessmann FIS Ski Jumping World Cup Lillehammer / HS140、開催日:2025年11月23日)
吹雪と乱れる風を制した「逆転の2本目」
競技はラージヒルHS140で実施され、試合が進むにつれて雪と風が強まるタフな状況になりました。1本目を終えた時点でリードしていたのは世界チャンピオンのドメン・プレブツ(スロベニア)。小林はトップと僅差の位置から、2本目勝負に臨みます。FIS公式レポートでも「シーズン開幕戦にふさわしい高レベルの戦い」と評されたラウンドでした。
最終ラウンド、小林は助走から踏み切り、空中姿勢まで崩れのないジャンプを見せ、139.5mの大飛躍。加点の多いテレマーク着地も決まり、高得点をマークしました。一方、最後に跳んだプレブツは139.0mと距離こそ互角ながら、ポイント差を覆すにはわずかに届かず。最終的に小林がトップに立ち、逆転優勝を決めました。
公式リザルトで見る表彰台争い
| 順位 | 選手 | 国 | 合計ポイント |
|---|---|---|---|
| 1位 | 小林 陵侑 (Ryoyu KOBAYASHI) | 日本 | 290.5 |
| 2位 | ドメン・プレブツ (Domen PREVC) | スロベニア | 287.3 |
| 3位 | フェリクス・ホフマン (Felix HOFFMANN) | ドイツ | 286.2 |
※出典:FIS公式リザルト「Lillehammer (NOR) Men's Large Hill HS140, November 23, 2025」
日本勢が週末4勝 ミラノ=コルティナへ向けた大きな一歩
リレハンメルの開幕週では、日本勢が男女を問わず躍動。混合団体優勝、女子丸山希の連勝、男子では小林の個人優勝と、FIS公式も「日本が週末の5試合中4勝」と記録する異例の快進撃となりました。
小林本人も「今日の試合が、自分にとって本当の意味での冬のスタート」と語っており、2026年ミラノ=コルティナ五輪へ向けて弾みのつく勝利となりました。
