2025年11月27日、北海道日本ハムファイターズから国内フリーエージェント(FA)権を行使した松本剛外野手(32)が、読売ジャイアンツへの入団会見に臨みました。都内のホテルで行われた会見では、2年総額2億5000万円(推定)の契約と、背番号「9」が発表。少年時代からの“熱烈G党”が、憧れのユニホームに袖を通して新たなスタートを切ります。
オレンジのネクタイで登場 決め手は阿部監督のひと言
会見場に姿を見せた松本は、ジャイアンツのチームカラーであるオレンジ色のネクタイを着用。日本ハムでの15年間を振り返りつつ、移籍を決断した理由についてこう語りました。
「正直、すごく悩んだ部分はあったんですけど、この1、2年悔しいシーズンが続いている中で、一番最初に声をかけていただいたのが巨人さんでした。阿部監督から直接『来季、力になってほしい』と言っていただいて、もう一度自分を鍛え直してチャレンジしたいという思いが強くなりました」
背番号は「9」。少年時代からジャイアンツファンとして育ってきた松本にとって、この番号は特別な意味を持ちます。
「9番と言えば、自分の中では清水(隆行)さん、亀井(善行)さんというイメージがすごくある番号です。その背番号を背負わせていただいて、レギュラーとしてチームを引っ張っていきたいという気持ちです」
日本ハム時代の実績:2022年は打率.347でパ・リーグ首位打者
松本は帝京高から2011年ドラフト2位で日本ハム入り。2022年には打率.347でパ・リーグ首位打者のタイトルを獲得し、同年ベストナイン(外野手部門)にも選ばれたヒットメーカーです。
俊足も大きな武器で、2022年と2024年には20盗塁以上をマーク。2024年はチームトップの20盗塁で、走塁面でもチームを牽引しました。一方で打撃はここ2年苦しみ、2025年シーズンは66試合出場で打率.188、0本塁打、7打点という成績にとどまっています。
それでも巨人は、「出塁能力と広角に打ち分ける技術」「状況判断に優れた走塁」「若手の手本となるプロ意識」を高く評価。編成本部長も「外野の一角として中心になってほしい」と期待を口にしています。
2025年の巨人とセ・リーグ順位表
2025年シーズンのセ・リーグは、阪神タイガースが2年連続優勝。巨人はクライマックスシリーズ進出圏内の3位でシーズンを終えました。NPB公式のチーム勝敗表による最終順位(セ・リーグ)は以下の通りです。
| 順位 | チーム | 試合 | 勝 | 負 | 分 | 勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 阪神タイガース | 143 | 85 | 54 | 4 | .612 |
| 2位 | 横浜DeNAベイスターズ | 143 | 71 | 66 | 6 | .518 |
| 3位 | 読売ジャイアンツ | 143 | 70 | 69 | 4 | .504 |
| 4位 | 中日ドラゴンズ | 143 | 63 | 78 | 2 | .447 |
| 5位 | 広島東洋カープ | 143 | 59 | 79 | 5 | .428 |
| 6位 | 東京ヤクルトスワローズ | 143 | 57 | 79 | 7 | .419 |
巨人は70勝69敗4分とギリギリ勝ち越したものの、打線は得点力不足、守備面でもミスが響く試合が目立ちました。そんな中で、打撃タイトル経験のある右打ち外野手・松本剛の加入は、「1番・2番タイプの出塁型」「守備と走塁で流れを変えられる存在」として、大きなプラス材料になりそうです。
少年時代からの“熱烈G党” 背番号9に込める思い
会見では、少年時代からの“G党エピソード”も披露されました。松本は幼い頃からジャイアンツを応援し続け、埼玉から東京ドームへ何度も足を運んでいたといいます。
そんな憧れの球団で背負うのが「9」。清水隆行、亀井善行ら、多くのファンが思い出を語る名選手たちが背負ってきた番号です。
「自分にとって9番は、ジャイアンツファンとして野球を見てきた中で特別な番号。そのユニホームを着てグラウンドに立てるのは幸せですし、その分責任も感じています。レギュラーとしてチームを引っ張る存在になりたい」
公式X&YouTubeで入団会見の様子をチェック
当日の様子は、読売ジャイアンツ公式サイトのニュース記事「『レギュラーとして引っ張る』 松本選手が入団会見」でも詳しくレポートされています。また、公式Xアカウントやテレビ局公式YouTubeチャンネルでも会見の映像が公開されています。
ここでは、関連する公式ポストと動画を埋め込んでおきます。
2026年、巨人外野陣のキーマンになれるか
岡本和真のMLB挑戦が決まり、打線の再構築が急務となる巨人。外野争いも激化が予想される中、首位打者経験+俊足+高い守備力を兼ね備えた松本剛が、どこまで存在感を示せるかは大きなポイントです。
「迷ったらチャレンジ。新しい場所で勝負します」と語った松本。少年時代から憧れてきた東京ドームの芝を、自分の足で駆け回る日が近づいてきました。“背番号9の新しい物語”が、2026年シーズンの見どころのひとつになりそうです。
