【MLB移籍】岡本和真、ブルージェイズと4年6000万ドル正式契約 日本語ポストで“若大将”歓迎

BASEBALL

2026年1月6日

巨人からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた岡本和真(29)が、日本時間1月5日、ついにトロント・ブルージェイズと4年総額6000万ドル(約94億円)の契約に正式合意しました。契約交渉期限ギリギリのタイミングでメディカルチェックを終え、球団が公式発表しています。

ブルージェイズ公式X(旧ツイッター)は、英語のリリースに加えて「契約合意しました」という日本語メッセージとハイライト動画を投稿。さらに別の投稿では「ブルージェイズへようこそ」「若大将」の文字をあしらい、NPB時代の本塁打シーンを連発させるなど、異例の厚遇で新4番候補を歓迎しています。

契約の中身:4年6000万ドル+巨人への譲渡金約17億円

複数の米メディアやNPB・MLB公式の報道によると、契約の概要は以下の通りです。

項目内容
契約期間4年(2026〜2029年シーズン)
総額6000万ドル(約94億円)保証
内訳契約金500万ドル+2026年年俸700万ドル、2027〜29年は各1600万ドル
オプトアウトなし(途中破棄できないストレート4年契約)
ポスティング譲渡金1087万5000ドル(約17億円)を巨人が受け取る
ポジション三塁手登録(将来的には一塁・左翼兼任の可能性も)

平均年俸は1500万ドル(約23〜24億円)。今オフのポスティング組の中でもトップクラスの評価で、オプトアウトなしの4年固定という条件からも、球団の“本気度”が伝わります。

NPBでの実績:6年連続30本塁打&WBC決勝弾の“若大将”

岡本は巨人で11シーズンをプレーし、通算248本塁打・打率.277・OPS.900前後(米AP通信などの集計)とNPB屈指のスラッガーとして活躍しました。特に2018〜2023年の6シーズン連続30本塁打は、日本人右打者としても歴代屈指の安定感です。

シーズン所属試合打率本塁打打点
2020巨人120.2753197
2021巨人143.26539113
2023巨人143.2784193
通算巨人1074.277248700台後半

また、2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝では、米国代表コロラド・ロッキーズの左腕カイル・フリーランドからソロ本塁打。この一発が決勝点となり、日本代表を世界一へと導いた“決勝弾”として記憶に残っています。

ブルージェイズ打線での役割は? ゲレーロJr.との共存プラン

ブルージェイズには、一塁にブラディミール・ゲレーロJr.という球界屈指のスラッガーがいるため、米メディアの多くは「岡本は三塁のレギュラー、状況に応じて左翼併用」と予想しています。

2025年のブルージェイズは、ア・リーグ東地区を制しながらもワールドシリーズでドジャースに敗戦。オフには投打ともに積極補強を進めており、岡本は「あと一押しの長距離砲」として迎えられた格好です。

打順イメージポジション
1番 スプリンガーRF
2番 ボー・ビシェットSS
3番 ブラディミール・ゲレーロJr.1B
4番 岡本 和真3B / LF
5番 D・バルショCF / LF
6番 アレハンドロ・カークC

実際のスタメンはまだ流動的ですが、右の長距離砲が少なかったブルージェイズにとって、岡本の加入は対左投手用の中軸補強という側面も大きいと見られています。

ブルージェイズにとって9人目の日本人選手

ブルージェイズは、過去にも複数の日本人選手を受け入れてきた球団です。岡本は、以下の選手に続く9人目の日本人選手となります。

選手ポジション在籍時期
マイケル中村投手2004年
大家 友和投手2007年
五十嵐 亮太投手2010年
川崎 宗則内野手2013〜2014年
青木 宣親外野手2017年
山口 俊投手2020年
菊池 雄星投手2022〜2024年
加藤 豪将内野手2023年
岡本 和真内野手2026年〜

特に川崎宗則菊池雄星は、プレーだけでなくキャラクターでもファンに愛されました。岡本にも、ホームランだけでなく「若大将」らしい明るいキャラクターでトロントの街に溶け込む姿が期待されています。

X&YouTube:公式ポストで“若大将”フィーバー

ここからは、なるべく公式・信頼性の高いアカウントから、今回の契約に関連するポストをピックアップします(埋め込みは環境によって表示に時間がかかる場合があります)。

ブルージェイズ公式X「契約合意しました」

日本メディアも速報:「契約合意しました」

YouTube:現地メディアによる契約解説動画

コラム:巨人の4番から“カナダ唯一の球団”の4番候補へ

巨人の絶対的4番から、カナダ唯一のメジャー球団ブルージェイズの新4番候補へ――。岡本のキャリアは、大きな転換点を迎えました。

NPBの「巨人の4番」という看板は、松井秀喜以来久々にMLBへ引き継がれます。一方で、MLBでは速球平均150キロ台のリリーフ陣、動くボール、過密日程など、これまでとはまったく違う環境が待ち受けています。
30歳を前にしての挑戦は決して早くはありませんが、四番として蓄積してきた経験値や、WBC決勝弾の“勝負強さ”があれば、十分に通用すると見るスカウトも少なくありません。

巨人ファンの目線で言えば、主砲とともに歩んだ優勝争いの日々が蘇る一方で、「あのWBC決勝弾の続きが、今度はMLBの舞台で見られるのか」というワクワクもあります。
2026年のトロントで、新たな伝説をどこまで刻めるのか。“若大将”岡本和真のブルージェイズ編は、まだ始まったばかりです。