プロ野球12球団が、今年も2月1日に宮崎・沖縄を舞台に一斉キャンプインしました。宮崎県内に6球団、沖縄県内に6球団が集結し、各地で歓迎セレモニーやファンサービスが行われるなど、まさに「球春到来」の一日となりました。
ここでは、初日の動きとともに「どこで誰がどう動き始めたのか」をざっくり整理。公式情報に基づくキャンプ地一覧もあわせて、今年のキャンプ観戦・配信チェックのベースにしてもらえればと思います。
宮崎6球団:王者ホークス&新生ロッテらが始動
宮崎側には、昨季日本一のソフトバンク、リーグ屈指の投手力を誇るオリックス、そして読売ジャイアンツなど実績ある球団が集結。日南市には広島と西武、都城市には今春からロッテ1軍が入っており、県内各地がキャンプ地として盛り上がりました。
(キャンプ地構成はNPB公式および各種キャンプガイドに基づく)
宮崎市・生目の杜では、ソフトバンクが日本一連覇とリーグ3連覇へ本格始動。新選手会長の栗原陵矢は、主力の一部が別メニュー調整(S組)で不在の中でも、「見ていて楽しいキャンプにしたい」と発言し、打撃練習などで精力的な動きを見せました。
ジャイアンツは宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎でキャンプイン。阿部慎之助監督のもと、多くのファンがスタンドを埋める中、戸郷翔征ら主力投手陣がキャッチボールやブルペンで汗を流し、田中将大も初日からブルペンに入り調整の順調さをアピールしました。
ロッテは都城市のコアラのマーチスタジアムで、1軍としては初となる宮崎キャンプを実施。ドラフト1位・石垣元投手が初日からブルペン投球を行い「良い感覚で終われた」と手応えを語るなど、新監督体制のもとでフレッシュな空気感に包まれました。
日南市の天福球場では広島、南郷エリアでは西武がスタート。西武は新戦力・桑原将志らを含む布陣で、外野の再編や打線テコ入れに向けた競争が早くも始まっています。
沖縄6球団:阪神・DeNA・日本ハムらが南国で始動
沖縄側では、宜野座の阪神、宜野湾のDeNA、北谷の中日、浦添のヤクルト、名護の日本ハム、金武の楽天という顔ぶれ。初日はあいにく小雨まじりの時間帯もありましたが、各球場には多くのファンが詰めかけ、選手の一挙手一投足に視線が集まりました。
阪神は宜野座キャンプ初日から、主砲・佐藤輝明がフリー打撃で柵越え8本と貫禄のスタート。軽めのスイングでスタンドインを連発し、スタンドからは大きな拍手が送られました。WBC日本代表としても期待されるスラッガーだけに、フォーム改造を含めて今キャンプ最大級の注目株です。
名護の日本ハムは、球場前で歓迎式が行われ、新庄剛志監督が花束を受け取るなど、10年ぶりのリーグ優勝を目指すキャンプが華やかに開幕。地元出身の上原健太、金村尚真らも一軍スタートとなり、地元ファンから大きな声援が飛びました。
浦添のヤクルトでは池山隆寛新監督が全体ミーティングで方針を伝達し、守備の立て直しと機動力野球の再構築に向けてスタート。金武の楽天、北谷の中日、宜野湾のDeNAも、ブルペン投球や走り込み中心のメニューで、基礎体力づくりと新戦力チェックを同時に進めていました。
12球団キャンプ地一覧(2026年・一軍メイン)
以下はNPB公式情報およびキャンプガイド記事をもとにした、2026年春季キャンプの一軍キャンプ地一覧です(2次キャンプ地を含む球団もあります)。遠征や現地観戦の計画時に参考にしてください。
| 球団 | キャンプ地(主会場) | 所在地 |
|---|---|---|
| 読売ジャイアンツ | ひなたサンマリンスタジアム宮崎 → 沖縄セルラースタジアム那覇(2次) | 宮崎県宮崎市/沖縄県那覇市 |
| 阪神タイガース | バイトするならエントリー宜野座スタジアム | 沖縄県宜野座村 |
| 横浜DeNAベイスターズ | ユニオンですからスタジアム宜野湾 | 沖縄県宜野湾市 |
| 広島東洋カープ | 天福球場 → コザしんきんスタジアム(2次) | 宮崎県日南市/沖縄県沖縄市 |
| 東京ヤクルトスワローズ | ANA BALL PARK 浦添 | 沖縄県浦添市 |
| 中日ドラゴンズ | Agreスタジアム北谷 | 沖縄県北谷町 |
| 福岡ソフトバンクホークス | 宮崎市生目の杜運動公園(アイビースタジアム) | 宮崎県宮崎市 |
| 北海道日本ハムファイターズ | Enagicスタジアム名護 | 沖縄県名護市 |
| 東北楽天ゴールデンイーグルス | 金武町ベースボールスタジアム | 沖縄県金武町 |
| 埼玉西武ライオンズ | 南郷スタジアム(南郷中央公園野球場) | 宮崎県日南市南郷町 |
| 千葉ロッテマリーンズ | コアラのマーチスタジアム → 西崎運動公園野球場(2次) | 宮崎県都城市/沖縄県糸満市 |
| オリックス・バファローズ | 清武総合運動公園(SOKKENスタジアム) | 宮崎県宮崎市清武町 |
公式X&YouTubeで「初日」の空気を追体験
現地に行けないファンにとって、頼りになるのが球団公式のX(旧Twitter)やYouTube。宮崎や沖縄の空気感、初日のブルペンやフリー打撃の様子は、球団公式の発信でかなり細かく追うことができます。
ここでは一例として、宮崎キャンプの雰囲気がよく分かる読売ジャイアンツ公式アカウントのポストと、春季キャンプ初日の公式動画を埋め込んでおきます。
どう楽しむ?「初日」から見えてくる今季のテーマ
- 宮崎組:王者ホークス&常勝志向の巨人・オリックスの「当たり前の基準」の高さを感じたい人向け
- 沖縄組:阪神・DeNA・日本ハムなど、若手と主力が混じった競争の熱量を間近で見たい人向け
- 離れたファームキャンプ:西武・ロッテなどの2軍キャンプは、数年後の主力候補を先物買いできるスポット
キャンプ初日は「まだ軽めのメニュー」と見られがちですが、各球団の優先順位や今季のテーマが最も素直に出るタイミングでもあります。
誰がブルペンに入ったのか、どのポジションでノックを受けているのか、どの選手にコーチ陣の時間が割かれているのか──。そうした細かなディテールの積み重ねを意識して見ていくと、ペナントレースの「予告編」としてキャンプを何倍も楽しめるはずです。
これから約1か月、宮崎と沖縄を舞台にした“シーズン0話”が続きます。現地に足を運ぶ人も、配信で追いかける人も、自分なりのテーマを持ってキャンプインの熱量を味わってみてください。
