西山雄介が2年連続2位、日本勢上位3人がMGC切符/福岡国際マラソン2025

ATHLETICS

2025年12月8日

終盤まで優勝争い、西山雄介が日本勢トップ2年連続2位

レースを制したのはバイエリン・イエグゾー(エチオピア)で、2時間7分51秒(速報値)。その5秒後に続いた西山は2時間7分56秒と粘りの走りを見せ、2年連続2位でフィニッシュ。レース終盤まで優勝争いを展開し、会場を沸かせた。

細谷・大石も続き3人がMGC切符獲得

上位成績は以下の通り※タイムはいずれも速報値:

順位 選手 所属 タイム 備考
1バイエリン・イエグゾーエチオピア2:07:51
2西山雄介トヨタ自動車2:07:56日本人最上位・MGC出場権獲得(暫定)
3細谷恭平黒崎播磨2:08:09MGC出場権獲得(暫定)
4大石巧スズキ2:08:51MGC出場権獲得(暫定)
5ヴィンセント・ライモイスズキ2:09:25

この上位3名(西山・細谷・大石)が、
MGC出場条件「2時間9分以内+日本人6位以内」をクリアしMGC切符を獲得した。

大会公式情報

大会公式HP: https://hofu-yomiuri.jp/

西山和弥の強み:世界を経験した「安定感と勝負強さ」

西山は22年の別府大分でマラソンデビューし、2時間7分47秒で優勝。そのまま出場したオレゴン世界選手権では日本勢最上位の13位と健闘した。

その後のパリ五輪MGCでは46位に終わったが24年東京で自己ベスト(2時間6分31)を更新。前回の福岡国際も2時間6分54秒の2位と、安定感のある走りを続けている。

まとめ

世界を経験してきた西山は、「リベンジ」の思いを胸に今大会へ臨んでいた。結果は2年連続2位となったがそこには笑顔はなく「非常に悔しい。最大目標は日本記録(2時間4分56秒)なので今後につなげたい」と語った。