「悔しさを晴らす」リベンジの舞台へ。競歩・丸尾知司、東京世界陸上でメダル獲得を誓う
Athletics

「悔しさを晴らす」リベンジの舞台へ。競歩・丸尾知司、東京世界陸上でメダル獲得を誓う

2025年9月11日

世界の強豪たちと渡り合い、ブダペスト世界陸上20km競歩で日本勢最高の5位入賞を果たした丸尾知司選手。しかし、その表情に満足感はなく、むしろ悔しさを滲ませていました。その胸に秘めたリベンジの炎を燃やし、彼が次に見据えるのは、自国開催となる「東京2025世界陸上」。地元の大声援を力に変え、今度こそ表彰台の頂点を目指します。

Q. レースプランは?

前半からリラックスして、しっかり集団の中でレースを進めるということはできていたんですけど、やはり15km以降、スローダウンしてしまったところがまだまだ自分の弱いところだなと感じています。

Q. 後半のきつさは?

そうですね、前半から少し自分の中では速いペースで入ってしまった部分もあって、後半、脚が動かなくなってしまいました。

Q. 世界との差は?

本当に世界のトップの選手たちは、ラスト1周、2周のスプリント勝負になってきているので、僕もそこに対応できるようなスピードをこれからつけていかないといけないなと感じています。

Q. 次の東京世界陸上に向けて

今回、本当に悔しい結果で終わってしまったので、この悔しさをしっかり東京で晴らせるように、また明日から頑張っていきたいと思います。

世界陸上東京2025 登場日時

丸尾知司選手が出場する競歩種目の日程は以下の通りです。

日にち 種目
9月13日 (土) 男子35km競歩 決勝
9月20日 (土) 男子20km競歩 決勝
※日程は変更になる場合があります。

世界陸上東京2025は、TBS系列NHKにて放送が予定されています。

  • NHK(総合・BS):
    マラソン、競歩といったロード種目は、例年NHKで生中継されています。丸尾選手のレースもこちらで放送される見込みです。
  • TBS系列(地上波・BS-TBS・TVer):
    国立競技場で行われるトラック&フィールド種目を中心に連日生中継予定です。

選手プロフィール

項目 内容
氏名 丸尾 知司(まるお ともひろ)
生年月日 1991年6月28日
所属 愛知製鋼
出身地 京都府
自己ベスト 20km競歩: 1時間17分33秒
35km競歩: 2時間25分49秒
主な実績 2020年 東京オリンピック 50km競歩 32位
2023年 世界陸上ブダペスト 20km競歩 5位入賞
掲載情報は予告なく変更されることがあります。

頑張れ!丸尾選手!

世界のトップと渡り合った末の5位入賞。それは輝かしい成績である一方、メダルを目指していた本人にとっては、次への渇望を強くする「悔しい」結果でした。そのまっすぐな言葉から、東京でリベンジを果たすという固い決意が伝わってきます。

過酷なレースの中で、一歩一歩、着実に前へ進む姿は、見る者に大きな感動を与えてくれます。東京の地で、これまでの悔しさをすべて晴らす快歩を、そして最高の笑顔で表彰台に立つ姿を、日本中が期待しています。

頑張れ、丸尾知司選手!東京で世界の頂点へ!