NPBファーム再編:2026年から1リーグ3地区制へ──東・中・西の所属球団と新日程を整理

BASEBALL

2026年1月24日

NPBは2026年度のファーム公式戦について、従来のイースタン/ウエスタン2リーグ制を発展的に解消し、「1リーグ3地区制(東・中・西)」を導入すると発表しました。新規参入のオイシックス新潟アルビレックスBCとハヤテ静岡も加わり、全14球団での新しいファーム・リーグがスタートします。

ここではNPB公式発表をもとに、新制度のポイントと各地区の所属球団を整理しつつ、「どこを見ると面白いのか」という視点で解説します。

1. 新制度のざっくり概要:1リーグ3地区制&3月14日開幕

NPB公式サイトによると、2026年度ファーム・リーグは以下のようなフォーマットになります。

  • リーグ名称:「ファーム・リーグ」
  • 構成:1リーグ3地区制(東・中・西)・計14球団
  • 開幕:2026年3月14日(土)に全14球団が一斉開幕
  • 試合数:地区内対戦+他地区との交流戦を合わせて各球団135〜146試合
  • 順位決定:中止試合の再試合は行わず、最終的な消化試合数での勝率で各地区順位を決定
  • 春季教育リーグ:3月3〜12日にかけて全40試合の教育リーグを開催

レギュラーシーズンだけでなく、3月上旬の春季教育リーグからファームはほぼフル稼働。若手や新戦力のチェックには、例年よりさらに忙しい春になりそうです。

2. 東・中・西 各地区の所属球団一覧

公式発表ベースで、各地区の所属球団をまとめると、次のようになります。

地区所属球団
東地区東北楽天ゴールデンイーグルス/オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ/東京ヤクルトスワローズ/千葉ロッテマリーンズ/北海道日本ハムファイターズ
中地区埼玉西武ライオンズ/読売ジャイアンツ/横浜DeNAベイスターズ/ハヤテ静岡(ハヤテベンチャーズ静岡)/中日ドラゴンズ
西地区オリックス・バファローズ/阪神タイガース/広島東洋カープ/福岡ソフトバンクホークス

イースタン/ウエスタンの境界線がリセットされ、地理的なバランスと新規参入球団の拠点を踏まえた再編になっているのがポイントです。

3. 試合数とスケジュールのイメージ

NPBが公開している「球団別予定試合数」によると、東・中地区はそれぞれ5球団、西地区は4球団構成。基本的には、

  • 「地区内対戦を6カード前後まとめて行う」
  • その後に「他地区との交流戦を2カード挟む」

というサイクルを繰り返す構成になっており、年間を通じて地区外との対戦もコンスタントに組み込まれているのが特徴です。

予定試合数は球団によって異なりますが、少ない球団でも135試合、多い球団では146試合と、育成の場として十分なボリュームが確保されています。

4. 日本一の決め方:3地区優勝+ワイルドカードで「ファーム日本選手権」

ファーム・リーグの日本一は、レギュラーシーズン終了後に開催される「ファーム日本選手権」で決定されます。

  • 各地区1位の3球団が自動的に出場
  • さらに、各地区2位の中で最も勝率が高い1球団がワイルドカードとして加わり、計4球団で日本一を争う

これにより、「激戦区の2位」でも日本一を狙えるチャンスが生まれ、地区内のレースだけでなく全国レベルでの勝率争いにも注目が集まりそうです。

5. 観る側の「ここが面白い」ポイント

  • 新規参入クラブの戦いぶり
    オイシックス新潟アルビレックスBCとハヤテ静岡が、NPB12球団のファームと年間を通じて戦う初シーズン。独立リーグ発の選手が、どこまで通用するかに注目です。
  • 地区色の違い
    ・東地区:東日本+新潟の新球団という、比較的新しい顔ぶれ中心
    ・中地区:巨人・DeNA・中日・西武という「伝統+都市圏」の混合ゾーン
    ・西地区:阪神・広島・オリックス・ソフトバンクの“濃いめの西日本4球団”
  • 一軍とのリンク
    交流戦が多いことで、一軍ではあまり見ないカードの“若手版”が頻繁に実現。
    ポストシーズンで当たる可能性のある相手との「前哨戦」として眺めるのも楽しいところです。

6. 公式情報&NPB公式Xポスト

制度や日程の詳細は、必ずNPB公式サイトおよびニュースリリースを確認してください。ファーム公式戦ページでは、試合日程のPDFや補足説明、教育リーグの情報も公開されています。

発表当日の概要は、NPB公式Xアカウントでも告知されています。

まとめ:ファームも「全国区のリーグ戦」へ

1リーグ3地区制への再編と新規参入2球団の加入によって、ファーム・リーグはこれまで以上に「全国区の育成リーグ」としての色を強めました。

一軍の結果だけでなく、下からどんな選手が押し上げてくるのか──その流れを追いやすくなる2026年ファーム再編。推し球団の“次の主力”を探す場としても、スケジュールをチェックしておきたいところです。