侍ジャパンWBC最新:松井裕樹が欠場、金丸夢斗が追加招集──名古屋シリーズから本大会モードへ

BASEBALL

2026年2月27日

2026年3月開幕の「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC™」を前に、侍ジャパンに重要なロスター変更が入りました。日本代表として出場予定だった松井裕樹(パドレス)がコンディション不良で出場を辞退し、代わって中日の左腕・金丸夢斗が追加招集されています(いずれも侍ジャパン公式発表)。

さらにチームは、宮崎での強化試合を終えて「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 名古屋」へ移動。バンテリンドーム ナゴヤで中日ドラゴンズと2連戦を行いながら、本大会に向けた最終調整に入ります。ここでは、最新ロスターの整理と金丸招集の意味、そして今後のスケジュールをコンパクトにまとめます。

1. 松井裕樹がコンディション不良で辞退、痛いが「想定内」のダメージ

侍ジャパンオフィシャルサイトによると、左腕エース候補だった松井裕樹(サンディエゴ・パドレス)はコンディション不良のためWBC出場を辞退。本大会を見据えた長期的なコンディション管理を優先した判断とされています。

松井は2023年大会でもクローザーとして優勝に貢献した実績を持ち、今回も終盤のキーマンと目されていました。それだけに戦力的な痛手ではあるものの、

  • 山本由伸(ドジャース)
  • 菊池雄星(エンゼルス)
  • 宮城大弥(オリックス)
  • 大勢(巨人)
  • 菅野智之(ロッキーズ)

など、先発・リリーフともに国際大会経験のある投手が揃っており、「投手陣が崩れる」というレベルではないのも事実です。

2. 追加招集・金丸夢斗とは?「大学No.1左腕」が代表へ

松井の代役として追加選出されたのが、中日ドラゴンズの金丸夢斗(かなまる・ゆめと)。侍ジャパン公式サイトおよびNPBの選手名鑑によると、兵庫県出身の左腕で、

  • 2003年2月1日生まれ(23歳)
  • 身長177cm・体重78kg
  • 左投左打
  • 神港橘高 → 関西大 → 中日ドラゴンズ(2024年ドラフト1位)

といったプロフィール。大学時代には「大学No.1左腕」と評され、リーグ戦で圧倒的な防御率と勝ち星を残してきた本格派です。プロ入り後は、

  • NPB1年目から先発ローテに入り、防御率2点台前半の安定した投球
  • 最速150キロ台中盤に届くストレートと、多彩な変化球

と、すでに「即戦力以上」の働きを見せています。今回の追加招集によって、侍ジャパンの投手陣にはフレッシュな左腕先発候補が加わる形になりました。

3. 最新ロスターを整理:大谷は「指名打者」で登録

侍ジャパン公式の「出場予定選手一覧」によると、2月26日時点のWBC日本代表ロスター(トップチーム)は以下のようになっています。

投手(抜粋)

背番号選手名所属
13宮城 大弥オリックス・バファローズ
14伊藤 大海北海道日本ハムファイターズ
15大勢読売ジャイアンツ
17菊池 雄星ロサンゼルス・エンゼルス
18山本 由伸ロサンゼルス・ドジャース
19菅野 智之コロラド・ロッキーズ
22隅田 知一郎埼玉西武ライオンズ
24金丸 夢斗中日ドラゴンズ
26種市 篤暉千葉ロッテマリーンズ
28髙橋 宏斗中日ドラゴンズ
46藤平 尚真東北楽天ゴールデンイーグルス
47曽谷 龍平オリックス・バファローズ
57北山 亘基北海道日本ハムファイターズ
66松本 裕樹福岡ソフトバンクホークス

捕手・内野手・外野手・指名打者(抜粋)

ポジション背番号選手名所属
捕手4若月 健矢オリックス・バファローズ
捕手12坂本 誠志郎阪神タイガース
捕手27中村 悠平東京ヤクルトスワローズ
内野手2牧 秀悟横浜DeNAベイスターズ
内野手3小園 海斗広島東洋カープ
内野手5牧原 大成福岡ソフトバンクホークス
内野手6源田 壮亮埼玉西武ライオンズ
内野手7佐藤 輝明阪神タイガース
内野手25岡本 和真トロント・ブルージェイズ
内野手55村上 宗隆シカゴ・ホワイトソックス
外野手8近藤 健介福岡ソフトバンクホークス
外野手20周東 佑京福岡ソフトバンクホークス
外野手23森下 翔太阪神タイガース
外野手34吉田 正尚ボストン・レッドソックス
外野手51鈴木 誠也シカゴ・カブス
指名打者16大谷 翔平ロサンゼルス・ドジャース

投手14人、捕手3人、内野手6人、外野手4人に指名打者1人というバランスで、投手陣は左右ともに先発・中継ぎ・抑え候補が満遍なく揃った構成になっています。大谷翔平は今大会、登録上は「指名打者専念」という形です。

4. 名古屋シリーズから東京プールへ:強化試合とWBC本大会スケジュール

侍ジャパンは宮崎でのホークスとの2連戦を終え、2月下旬はバンテリンドーム ナゴヤで中日ドラゴンズと2試合。その後、大会公式の東京プール強化試合→1次ラウンドへと入っていきます(いずれも侍ジャパン公式サイトの日程より)。

主な日程(日本戦のみ抜粋)

日程試合会場
2月27日(金)19:00侍ジャパン vs 中日ドラゴンズバンテリンドーム ナゴヤ
2月28日(土)19:00中日ドラゴンズ vs 侍ジャパンバンテリンドーム ナゴヤ
3月2日(月)19:00オリックス・バファローズ vs 日本(強化試合)京セラドーム大阪
3月3日(火)19:00阪神タイガース vs 日本(強化試合)京セラドーム大阪
3月6日(金)19:00チャイニーズ・タイペイ vs 日本(1次ラウンド)東京ドーム
3月7日(土)19:00日本 vs 韓国(1次ラウンド)東京ドーム
3月8日(日)19:00日本 vs オーストラリア(1次ラウンド)東京ドーム
3月10日(火)19:00日本 vs チェコ(1次ラウンド)東京ドーム

東京プールを勝ち抜いた場合は、準々決勝→準決勝→決勝と進む形式。準決勝以降は海外開催の試合もあり、移動や時差への適応力が問われるタフなスケジュールです。

5. ファン目線での「見るべきポイント」3つ

  • ① 左投手陣の再構成
    松井不在のなかで、宮城・菊池・金丸ら左腕陣がどんな役割分担になるのか。
  • ② 中日勢の存在感
    地元・ナゴヤドームでの強化試合は、髙橋宏斗&金丸という「竜のWエース候補」にとって大きなアピールの場。
  • ③ 主力野手のコンディション
    吉田正尚、鈴木誠也、大谷翔平らメジャー組の状態は? 打席の内容や守備機会からチェックしたいところです。

関連Xポスト&公式YouTube

代表合宿・強化試合の様子は、公式Xアカウントおよび公式YouTubeでも多数発信されています。キャンプ・強化試合の「空気感」をつかむのに最適です。

1)金丸追加招集を伝えるポスト(中日系アカウント)

2)吉田正尚フリー打撃&大谷・鈴木のコメント(侍ジャパン公式X)

3)侍ジャパン公式YouTube:名古屋公式練習など

松井不在でも「守り勝てる構成」は維持された

クローザー有力候補だった松井裕樹の辞退は、精神的にも戦力面でも決して小さくありません。ただし、金丸夢斗の追加招集と、すでに名を連ねている投手陣の顔ぶれを見ると、「守り勝てるチーム」というコンセプト自体は崩れていないように見えます。

あとは、名古屋シリーズと東京での強化試合を通じて、「誰がどの場面で投げるのか」「打線のベストメンバーはどうなるのか」という実戦的な最終確認をしていく段階。ロスター変更のニュースも含めて、WBC本大会までのプロセスを一緒に楽しんでいきましょう。