【MLB】山本由伸が完投 ドジャースがブルージェイズを5-1で下す|10月26日(日)ワールドシリーズ 2回戦
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【MLB】山本由伸が完投 ドジャースがブルージェイズを5-1で下す|10月26日(日)ワールドシリーズ 2回戦

2025年10月26日

トロント・ブルージェイズ 1 – 5 ロサンゼルス・ドジャース(ワールドシリーズ 第2戦)
日付:2025年10月26日(日)
球場:ロジャース・センター(トロント)
試合時間:2時間36分
入場者:44,607人
TEAM 123456789 R H E
LADドジャース(先攻) 100000220 5 6 0
TORブルージェイズ(後攻) 001000000 1 4 0
※R=得点、H=安打、E=失策
責任投手
  • 勝利投手:山本 由伸(LAD)3勝1敗
  • 敗戦投手:ケビン・ガウスマン(TOR)2勝2敗
  • セーブ:—
本塁打
  • 【LAD】ウィル・スミス(1号、7回表ソロ)/マックス・マンシー(2号、7回表ソロ)
  • 【TOR】—
バッテリー
  • 【LAD】山本 — スミス
  • 【TOR】ガウスマン、バーランド、ホフマン、フィッシャー — カーク

ドジャース 山本由伸投手 ヒーローインタビュー

——山本由伸投手、通訳の園田義弘さんです。今夜は素晴らしい投球でした。104球、無四球でのワールドシリーズ完投です。今夜、最も誇りに思うことは何ですか?

1イニングずつしっかり投げていけたと思います。初回はランナーを出して球数も多くなりましたが、しっかり切り替えて投げることができ、いい結果につながりました。

——試合の立ち上がりについてお伺いします。初回は球数が多く、一塁と三塁にランナーを許しました。しかし、その後は20人連続で打者を打ち取りました。何が変わったのでしょうか?

リラックスして初回に入ることを心がけていましたが、やはりワールドシリーズという舞台で少し力みがありました。そこを冷静に調整して、テンポを上げて投げることができました。

——歴史に残るような試合を見せてくれました。おめでとうございます、そしてありがとうございました。

ありがとうございます。

ドジャース 山本由伸投手 試合後記者会見

——ワールドシリーズでの最後の完投から10年が経ちました。この時代では滅多にないことだと分かっている中で、試合で長く投げることにどれほどの誇りを持っていますか?

結果的にとても嬉しく思います。立ち上がりは球数が多かったので、最後まで投げ切れるとは思いませんでしたが、1イニングずつしっかり投げることができ、結果につながったと思います。

——初回について言及されましたが、少し苦労して球数も増えました。そこからどのようにして試合の残りであれほど効率的な投球ができるようになったのでしょうか?

やることは決めていたので、初回はランナーを出しましたが、ゼロで抑えられたことで切り替えて次のイニングに入れました。失点した回は先頭打者へのデッドボールからだったので悔しかったですが、同点の状況だったので気持ちを切り替えて投げ続けることができました。

——登板中、いつもノートに何かを書いていますが、今夜はいつもより頻繁に書いていたように見えました。何か特別なことを試みていたのでしょうか?

いつも全ての試合でやっていることで、作戦面のことを書いています。

——昨日はビッグイニングもあり厳しい試合でした。今日は絶対に負けられないという気持ちもあったと思いますが、この雰囲気の中でどんな気持ちでマウンドに上がりましたか?

初戦を落としたのは大きかったですが、だからこそ今日は絶対に勝たなければいけないという気持ちが強くありました。その気持ちがいい結果につながったと思います。

——中盤以降は球数も少なくイニングを終えていましたが、完投を意識したのはいつ頃でしょうか。また、8回を終えて93球でしたが、9回に行くかどうかについて首脳陣とのやり取りはありましたか?

とにかく1イニングずつに集中していました。5回を終えた時に71球だったので、その時点ではまだ9回までという意識はありませんでした。ただ8回を終えた時に球数に余裕があったので、いけるかなと思いました。その後、首脳陣との特別な会話はありません。

——ナイスピッチングでした。相手が空振りをあまりしないチームだというデータはご存知だったと思います。その中で三振を狙いに行くと相手のペースに乗る可能性もありますが、3回以降は打たせて取る形に切り替わったように見えました。どのような意図であのような攻め方になったのでしょうか?

基本的に僕のピッチングスタイルはストライクゾーンにどんどん投げていくことです。もちろん狙うコースはありますが、どの球もストライクを意識して思い切り投げています。特に変えたことはなく、自分のピッチングに集中しました。

——お疲れ様でした。おめでとうございます。前半は特にスプリットの割合が半分以上を占めていました。これは球が機能していたからなのか、それともスカウティングレポートによるものなのか、どちらでしょう?

作戦面のことはまだ言えませんが、試合前のブルペンからスプリットの落ちがとても良かったです。感覚はいつも通りでしたが、数値的にも良く落ちていたので、試合に入ってからも調子が良かったです。初回からピンチだったので、自然とスプリットが多くなったと思います。

——メジャーリーグで完投することがどれほど稀なことかご存知だと思います。それをプレーオフで2試合連続で達成しました。ご自身が成し遂げたことの難しさをどのように感じていますか?

チームの戦力になれたという実感があり、それがとても嬉しいです。

——これほどの実績ある投手陣の歴史を持つドジャースに来て、サンディ・コーファックスやオーレル・ハーシュハイザーのような投手がワールドシリーズで完投した歴史について知っていましたか?そして彼らと同じことを成し遂げたことに驚きはありますか?

特に意識はしていませんが、とにかく嬉しく思います。