マエケン楽天電撃復帰!日米165勝右腕が東北のエースへ再挑戦

NPB

2025年11月27日

東北楽天ゴールデンイーグルスは2025年11月26日、日米通算165勝を誇る右腕・前田健太投手(37)との契約合意を正式発表しました。11年ぶりの日本球界復帰の舞台に選んだのは東北の地。2025年シーズン4位に終わったチームにとって、来季の巻き返しを託すビッグディールとなりそうです。

前田健太、11年ぶりのNPB復帰概要

球団公式サイトの発表によると、前田健太投手は大阪府出身の右投右打、185cm・83kgの本格派投手。PL学園高から2006年高校生ドラフト1巡目で広島東洋カープに入団し、NPBでは通算97勝、防御率2点台前半という圧倒的な数字を残しました。その後はロサンゼルス・ドジャース、ミネソタ・ツインズ、デトロイト・タイガースとメジャー3球団を渡り歩き、今回、楽天イーグルスへの加入で11年ぶりの日本復帰となります。

契約年数や年俸の詳細は球団から公式には明かされていませんが、複数の報道では、出来高を含む2年契約で総額4億円超と伝えられており、先発ローテーションの柱として起用される見込みとされています。

2025年シーズンの楽天と、投手陣の課題

2025年の楽天は、パ・リーグ4位(67勝74敗2分/勝率.475)でシーズンを終了。クライマックスシリーズ進出は逃したものの、若手とベテランが噛み合い、シーズン終盤まで3位争いに踏みとどまる戦いを見せました。

チーム全体では得点446、失点526と約80点のマイナス。打率.244、防御率3.37という数字が示すように、「投打ともにもう一段の上積み」が来季のテーマと言えます。その中でも、先発投手陣は年間を通してローテーションが固定しきれず、若手の台頭こそあったものの、計算できるベテラン先発の不足が課題として浮き彫りになっていました。

公式記録で振り返る2025年パ・リーグ順位表

順位チーム試合勝率
1福岡ソフトバンク14387524.626
2北海道日本ハム14383573.5934.5
3オリックス14374663.52913.5
4楽天14367742.47521.0
5西武14363773.45024.5
6ロッテ14356843.40031.5

※順位・成績はNPB公式サイトおよび球団公式サイトに掲載されている2025年レギュラーシーズン最終結果に基づきます。

楽天が前田健太に期待するもの――ローテーションの「軸」

楽天が前田健太の獲得に動いた最大の理由は、「年間を通して計算できる先発の柱」をチームに据えることにあります。広島時代の前田は、最多勝・最優秀防御率・最多奪三振の投手三冠に沢村賞を加えた2010年、再び沢村賞に輝いた2015年など、多くのシーズンで200イニング前後を投げ抜きました。メジャー移籍後も、ドジャースやツインズでローテーションの一角を担い、2020年にはサイ・ヤング賞投票2位に入るなど「ビッグゲームでの強さ」を証明しています。

近年の楽天は、若手先発陣の台頭こそあるものの、シーズンを通して140〜150イニングを任せられる投手が限られていました。そこに、NPB時代通算97勝・防御率2.39という実績を引っ提げて帰ってくる前田が加わることで、ローテーション全体の安定感が大きく増すことは間違いありません。

東北のファンも熱狂、SNSの反応

契約合意が発表されると、SNSでは「ようこそ東北へ」「また日本でマエケンが見られるとは」といった歓迎ムードの投稿が瞬く間に拡散しました。特に、球団公式サイトのニュースを引用する形で歓迎のコメントを寄せるポストが多く、東北のファンのみならず、広島時代から応援してきた全国のファンが復帰を喜んでいる様子がうかがえます。

マエケンと言えばこの人――YouTubeでも発信を続ける右腕

前田健太と言えば、現役選手としては珍しく、YouTube「マエケン チャンネル KENTA MAEDA」で積極的に情報発信を続けてきたことでも知られています。メジャーでの生活や登板後の振り返り、投手としての考え方などを自らの言葉で語ってきた同チャンネルは、今後「楽天・前田健太」としての新たな挑戦の場を共有する場所にもなりそうです。

2026年シーズン展望――「マエケンの年」にできるか

2026年シーズンの楽天は、「前田健太を軸にした先発ローテーション再構築」が最大のテーマになります。若手先発陣にとっては、NPBとMLBの両方で結果を残してきた大エースから、準備の仕方やゲームの組み立て方を間近で学べるまたとない機会です。

また、チームとしても、前田の加入によって「勝ちゲームの作り方」が変わります。前田が試合をしっかり作り、中盤以降は救援陣がリードを守り切る――そんな勝ちパターンが確立されれば、2025年シーズンで取りこぼした接戦を一つずつ拾い直すことができるはずです。

東北のマウンドに再び立つ“マエケン”。11年ぶりの日本球界で、どんな物語を見せてくれるのか。楽天ファンのみならず、プロ野球ファン全体がその一挙手一投足に注目するシーズンになりそうです。