2025年11月26日、プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2025 supported by リポビタンD」が都内で開催されました。2025年シーズンの主役たちが一堂に会し、セ・パ両リーグのMVP(最優秀選手)と新人王をはじめ、多くのタイトルホルダーが表彰を受けました。
NPB AWARDS 2025の結果まとめ
日本野球機構(NPB)の公式発表による主な受賞選手は以下の通りです。
- 佐藤輝明(阪神タイガース)
- パ・リーグMVP:リバン・モイネロ(福岡ソフトバンクホークス)
- セ・リーグ最優秀新人賞:荘司宏太(東京ヤクルトスワローズ)
- パ・リーグ最優秀新人賞:西川史礁(千葉ロッテマリーンズ)
2025年のペナントレースでは、セ・リーグは阪神タイガース、パ・リーグは福岡ソフトバンクホークスが優勝。日本シリーズではソフトバンクが阪神を破って日本一に輝いており、その流れを反映した顔ぶれと言えます。
セ・リーグMVP:阪神・佐藤輝明のインパクト
セ・リーグMVPに選ばれたのは、阪神タイガースの主砲・佐藤輝明内野手。チームをリーグ優勝、日本シリーズ進出へと導いた打線の中心として、シーズンを通じて長打力と勝負強さを発揮しました。
特筆すべきは「阪神の生え抜き野手としては1949年・藤村富美男以来、およそ76年ぶりのMVP」という点。阪神ファンにとっては歴史的なシーズンとなり、表彰式のスピーチでも、チームメイトやファンへの感謝を繰り返し口にしていました。
来春に予定されている第6回WBCでは、大谷翔平らメジャー組との“日米MVP競演”も期待されており、「世界の舞台でどこまで打てるかを試したい」と抱負を語っています。
パ・リーグMVP:ソフトバンク・モイネロ、先発転向2年目で頂点へ
パ・リーグMVPに輝いたのは、福岡ソフトバンクホークスの左腕エース、リバン・モイネロ投手。リリーフから先発転向2年目となった2025年は、24試合に先発して12勝3敗、防御率1.46、172奪三振という圧巻の数字を残しました。
規定投球回に到達し、パ・リーグ防御率1位、勝率.800という成績でチームをリーグ優勝&日本一に導いたことが高く評価されました。キューバ出身投手として初のNPB MVPという点でも、リーグ史に残るシーズンとなっています。
新人王は荘司宏太&西川史礁 最下位チームから生まれた”光”
最優秀新人賞は、セ・リーグが東京ヤクルトスワローズのリリーフ左腕・荘司宏太、パ・リーグが千葉ロッテマリーンズの外野手・西川史礁に決定しました。いずれも所属チームはリーグ最下位というシーズンでしたが、その中で光る活躍を見せたことで票を集めました。
荘司は2025年シーズン、45試合に登板して防御率1.05、2勝1敗、53奪三振(42回2/3)という安定感抜群の内容。勝ちパターンも任される中で安定した投球を続け、「若きセットアッパー」として存在感を示しました。
西川は108試合に出場し、打率.281、117安打、27二塁打、3本塁打を記録。上位打線でも下位打線でも仕事ができる打者としてロッテ外野陣の中核を担い、来季以降は「チーム再建の顔」としてのさらなる成長が期待されています。
両新人王がいずれも最下位チーム所属というのはNPB史上初のケースであり、「チーム成績に関わらず、個人のインパクトが正当に評価された」としても話題を呼びました。
2025年セ・パ順位表を公式記録でおさらい
NPB公式サイトに掲載されている2025年レギュラーシーズンの最終順位(上位3球団のみ)を整理すると、以下の通りです。
| リーグ | 順位 | チーム | 試合 | 勝 | 負 | 分 | 勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| セ・リーグ | 1位 | 阪神タイガース | 143 | 85 | 54 | 4 | .612 |
| セ・リーグ | 2位 | 横浜DeNAベイスターズ | 143 | 71 | 66 | 6 | .518 |
| セ・リーグ | 3位 | 読売ジャイアンツ | 143 | 70 | 69 | 4 | .504 |
| パ・リーグ | 1位 | 福岡ソフトバンクホークス | 143 | 87 | 52 | 4 | .626 |
| パ・リーグ | 2位 | 北海道日本ハムファイターズ | 143 | 83 | 57 | 3 | .593 |
| パ・リーグ | 3位 | オリックス・バファローズ | 143 | 74 | 66 | 3 | .529 |
阪神とソフトバンクという両リーグの優勝球団からMVPが選ばれつつ、最下位のヤクルトとロッテから新人王が誕生したことで、「個人の価値をどう評価するか」という点でも興味深い結果になりました。
選手たちのコメントとファンの反応
表彰式後のインタビューでは、佐藤は「チームメイトとファンのおかげでこの賞をいただけた」と感謝を述べ、モイネロは「日本一という最高の結果でシーズンを終えられたことがうれしい」と笑顔を見せました。
荘司は「一軍のマウンドで投げ続けられたことが何よりの自信になった」、西川は「来年はチームとしても上を目指せるように、自分ももっと数字を伸ばしたい」とそれぞれコメント。チーム状況が苦しい中でも前を向く姿勢に、多くのファンがSNSでエールを送っています。
公式XとYouTubeで表彰式の様子をチェック
当日の様子や受賞選手の写真・コメントは、NPB公式XアカウントやNPB公式YouTubeチャンネルで確認できます。見逃したファンは、アーカイブ配信やハイライト動画をチェックしておくと、来季以降の観戦がより楽しくなるはずです。
シーズンの締めくくりとなるNPB AWARDS。2026年、このステージに立つのはどの選手たちなのか――早くも来季の戦いが楽しみになる一夜でした。
