2025年12月6日、明治安田J1リーグは最終節(第38節)を迎えました。首位でラストマッチに臨んだ鹿島アントラーズは、ホームのメルカリスタジアムで横浜F・マリノスを2-1で下し、9年ぶり9度目となるリーグ優勝を決めました。2位柏レイソルは6連勝でフィニッシュしたものの、勝点1差で涙を飲んでいます。
鹿島 2-1 横浜FM:レオ セアラの2発で9度目の頂点へ
勝てば自力で優勝となる鹿島は、立ち上がりから前線の強度と迫力あるプレッシングで横浜FMゴールに迫りました。すると前半20分、右サイドの崩しから最後はレオ セアラが押し込み先制に成功します。
後半に入っても鹿島は主導権を渡さず、57分には再びレオ セアラがゴールネットを揺らして2点目。今季21点目となるエースの2ゴールで、優勝に必要な勝利へ大きく前進しました。
終盤は横浜FMが猛反撃。後半アディショナルタイムには天野のループシュートで1点を返され2-1と迫られますが、鹿島は最後まで集中力を切らさずリードを死守。90分+アディショナルタイムを戦い抜き、勝点を76に伸ばして9年ぶり9度目のリーグ制覇を成し遂げました。
柏は6連勝もあと一歩届かず、京都はクラブ史上最高の3位
逆転優勝を狙った2位柏は、ホームで町田と対戦。堅守をベースにチャンスをものにして1-0で勝利し、終盤6連勝と驚異的な追い上げを見せましたが、最終的な勝点は75。鹿島との「1」の差が、そのまま優勝と2位を分ける結果となりました。
また、京都サンガF.C.はマルコ トゥーリオとラファエル エリアスのゴールで神戸を2-0で撃破。勝点を伸ばしてクラブ史上最高となる3位でシーズンを終えています。上位争いは最後の最後まで混戦となり、J1百年構想リーグのレベルの高さを示す最終節となりました。
最終節・上位陣の結果
| カード | スコア | トピック |
|---|---|---|
| 鹿島アントラーズ vs 横浜F・マリノス | 2-1 | レオ セアラが2ゴール。鹿島が勝利し9年ぶり9度目の優勝を決める。 |
| 柏レイソル vs FC町田ゼルビア | 1-0 | 柏は6連勝でフィニッシュも、勝点1差で2位に終わる。 |
| 京都サンガF.C. vs ヴィッセル神戸 | 2-0 | マルコ トゥーリオとラファエル エリアスが得点し、京都がクラブ史上最高の3位を確定。 |
野々村芳和チェアマンのコメント
鹿島の優勝に際し、Jリーグの野々村芳和チェアマンは公式コメントを発表しました。コメントの冒頭では、
鹿島アントラーズの皆さま、2025明治安田J1リーグ優勝、誠におめでとうございます。
Jリーグ 野々村 芳和チェアマン
と祝意を述べたうえで、Jリーグ歴代最多となる9度目のリーグタイトルに言及し、長年にわたりタイトル争いを牽引してきたクラブの功績を称えました。また、クラブを支えるサポーターや地域の方々への感謝を示しつつ、今後も国内外の舞台でJリーグを代表する存在としてさらなる飛躍を期待するメッセージを送っています。
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※スコアや順位、コメントの要旨はJリーグ公式サイトおよび各クラブ公式サイトの情報をもとにしています。
出典:鹿島が9年ぶり9度目のJ1王者に輝く!柏は6連勝も勝点1及ばず2位で終える【サマリー:明治安田J1 第38節】/鹿島アントラーズ優勝における野々村 芳和チェアマンコメント
