水戸が26年目で悲願のJ1初昇格&J2初優勝 長崎も8年ぶりJ1復帰を決めた運命の最終節
2025年11月29日、明治安田J2リーグは最終節(第38節)の10試合が一斉に開催され、優勝とJ1自動昇格の行方がついに決した。ケーズデンキスタジアム水戸で大分トリニータに2-0で勝利した水戸ホーリーホックが、勝点で並んだV・ファーレン長崎を得失点差で上回り、クラブ史上初のJ2優勝とJ1昇格を同時に達成。長崎も徳島ヴォルティスとのドローで2位を確保し、8年ぶりとなるJ1の舞台への復帰を決めた。
水戸、ホームで大分を下して「J2最古参」がついにJ1へ
前節まで2位につけていた水戸は、ホームに大分を迎えた一戦で勝利すれば自動昇格が決まる状況だった。前半は互いにスコアレスの展開が続いたものの、後半開始直後の46分に多田圭佑が先制ゴールを奪取。さらに75分には山本隼大が追加点を決め、2-0とリードを広げる。その後も主導権を渡さず、シュート数13対3と攻守両面で大分を圧倒し、クラブ史に残る勝利で最終節を締めくくった。
2000年のJリーグ参入から26年目、長く「J2最古参」と呼ばれてきたクラブが、ついに念願のJ1切符とタイトルを手にした。スタンドを埋めたサポーターの前で掲げられた優勝&昇格のダブルフラッグは、長年の積み重ねが報われた瞬間だった。
徳島vs長崎、1-1ドローが導いた「両クラブ昇格」の結末
前節まで首位に立っていた長崎は、アウェイで4位徳島との大一番に臨んだ。試合は41分、徳島が渡大生のゴールで先制し、スタジアムのボルテージは最高潮に。ところが68分、長崎が翁長聖の一撃で同点に追いつくと、そのまま1-1のドローでタイムアップを迎えた。
この結果、長崎は勝点70で水戸と並びながらも得失点差で2位に後退。それでも自動昇格圏は守り抜き、2017年以来となるJ1復帰を決めた。一方の徳島は勝てば自動昇格の可能性も残されていたが、痛恨のドローで4位フィニッシュ。J1昇格プレーオフに活路を求めることとなった。
最終順位と昇格争いの行方
最終節を終えた時点での上位陣は、水戸と長崎が自動昇格圏の1位・2位を確保し、3位から6位の千葉、徳島、磐田、大宮がJ1昇格プレーオフに進出する形となった。プレーオフ準決勝では3位千葉対6位大宮、4位徳島対5位磐田というカードが組まれ、最後の1枚のJ1昇格切符を懸けた戦いが続く。
水戸ホーリーホック 2-0 大分トリニータ
| シュート | 水戸 13 – 3 大分 |
|---|---|
| コーナーキック | 水戸 4 – 3 大分 |
| フリーキック | 水戸 13 – 12 大分 |
| 得点者 | 多田圭佑(46分)、山本隼大(75分) |
徳島ヴォルティス 1-1 V・ファーレン長崎
| シュート | 徳島 10 – 4 長崎 |
|---|---|
| コーナーキック | 徳島 8 – 4 長崎 |
| フリーキック | 徳島 13 – 13 長崎 |
| 得点者 | 徳島:渡大生(41分)/長崎:翁長聖(68分) |
J2最終節 上位6クラブの最終順位
| 順位 | クラブ | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 勝点 | 得失点差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 水戸ホーリーホック | 38 | 20 | 10 | 8 | 70 | +21 |
| 2 | V・ファーレン長崎 | 38 | 19 | 13 | 6 | 70 | +19 |
| 3 | ジェフユナイテッド千葉 | 38 | 20 | 8 | 10 | 68 | +19 |
| 4 | 徳島ヴォルティス | 38 | 18 | 11 | 9 | 65 | +16 |
| 5 | ジュビロ磐田 | 38 | 17 | 13 | 8 | 64 | +16 |
| 6 | RB大宮アルディージャ | 38 | 17 | 9 | 12 | 60 | +6 |
※データはJリーグ公式サイト「明治安田J2リーグ 順位表」より。
