ラグビー日本代表は現地時間11月22日(土)、トビリシ(ジョージア)のミヘイル・メスヒ・スタジアムで行われた「リポビタンDツアー2025」最終戦でジョージア代表に25−23で勝利しました。
公式試合記録によると、前半16−6とリードした日本は、後半に2トライを奪われて逆転を許しながらも、試合終了間際のラストプレーでSO李承信が逆転ペナルティゴール(PG)を決め、欧州遠征4試合目にして待望の初白星を掴みました。
この勝利により、日本は世界ランキングでジョージアを上回り12位に浮上し、2027年ラグビーワールドカップ(RWC2027)の組分け抽選で「バンド2」に入ることが確定的となりました。
試合概要
大会名: リポビタンDツアー2025(テストマッチ)
対戦カード: 日本代表 vs ジョージア代表
日程: 2025年11月22日(土)16:00キックオフ(日本時間21:00)
会場: ミヘイル・メスヒ・スタジアム(トビリシ/ジョージア)
結果: 日本代表 25−23 ジョージア代表(前半16−6)
レフリー: Eoghan Cross(アイルランド協会)
| 項目 | 日本代表 | ジョージア代表 |
|---|---|---|
| 最終スコア | 25 | 23 |
| 前半 | 16 | 6 |
| 後半 | 9 | 17 |
| トライ数 | 1 | 2 |
| コンバージョンゴール | 1 | 2 |
| ペナルティゴール | 6 | 3 |
| 反則数(PK+FK) | 12(PK10+FK2) | 11(PK10+FK1) |
上記のスコア推移や得点種別は、日本ラグビーフットボール協会が公開している公式試合記録に基づいています。
日本代表スターティングメンバー(公式記録より)
※身長/体重/年齢、所属クラブはJRFU公式試合記録の表記に準拠しています。
| No. | 選手名 | 所属 | ポジション |
|---|---|---|---|
| 1 | 小林賢太 | 東京サントリーサンゴリアス | PR |
| 2 | 佐藤健次 | 埼玉パナソニックワイルドナイツ | HO |
| 3 | 竹内柊平 | 東京サントリーサンゴリアス | PR |
| 4 | エピネリ・ウルイヴァイティ | 三菱重工相模原ダイナボアーズ | LO |
| 5 | ワーナー・ディアンズ | 東芝ブレイブルーパス東京 | LO |
| 6 | タイラー・ポール | クボタスピアーズ船橋・東京ベイ | FL |
| 7 | 下川甲嗣 | 東京サントリーサンゴリアス | FL |
| 8 | ジャック・コーネルセン | 埼玉パナソニックワイルドナイツ | No.8 |
| 9 | 齋藤直人 | スタッド・トゥールーズ | SH |
| 10 | 李承信 | コベルコ神戸スティーラーズ | SO |
| 11 | 長田智希 | 埼玉パナソニックワイルドナイツ | WTB |
| 12 | チャーリー・ローレンス | 三菱重工相模原ダイナボアーズ | CTB |
| 13 | ディラン・ライリー | 埼玉パナソニックワイルドナイツ | CTB |
| 14 | 植田和磨 | コベルコ神戸スティーラーズ | WTB |
| 15 | サム・グリーン | 静岡ブルーレヴズ | FB |
試合展開:1トライと李承信の20点でつかんだ「待望の1勝」
試合はジョージアボールのキックオフでスタート。前半5分、日本は自陣で反則を犯し、ジョージアのSOテド・アブジャンダゼにPGを決められて0−3と先制を許します。
それでも日本はすぐに反撃。前半8分、SO李承信が距離のあるPGを成功させて3−3の同点に追いつきます。さらに同10分、相手のハンドリングエラーからCTBチャーリー・ローレンスがキックで前進し、そのボールを追ったCTBディラン・ライリーがドリブルから拾い上げ、そのままインゴールへ持ち込んでトライ。コンバージョンも李が決め、10−3と逆転に成功しました。
前半は李の正確なキックが光りました。26分と32分にPGを沈め、日本は13−3、16−6とリードを拡大。前半を通じて1トライ1ゴール3PGを決めた日本が、キック精度の高さを武器にスコアを積み上げます。
後半も先にスコアしたのは日本でした。4分、再び李のPGで19−6と13点差に。しかし、地元の大声援を受けるジョージアも簡単には引き下がりません。5分にPGで19−9と差を詰めると、28分にWTBデムリ・タプラゼ、37分にCTBトルニケ・カホイゼが連続トライ。いずれもアブジャンダゼがゴールを決め、38分にはついに22−23と逆転を許してしまいます。
それでも日本は最後まで集中力を切らしませんでした。後半33分に李がPGを決めて22−16と一度は突き放し、再逆転を許したあとも、ラストワンプレーでマイボールのペナルティを獲得。
時間がほとんど残っていない状況で、日本はタッチキックではなくショットを選択。時計が80分を回った中で李が落ち着いてPGを決め、25−23と再逆転に成功。その直後にノーサイドの笛が鳴り、日本が劇的な勝利を収めました。
最終的に、日本の25点のうち20点を李承信がPG6本とコンバージョン1本で挙げる「一人20点」の活躍。公式記録上のトライ数ではジョージアが2−1と上回りながらも、日本は規律とキック精度で接戦をものにする形になりました。
公式ハイライト&SNSで振り返る「土壇場PG」
日本ラグビー協会およびJAPAN RUGBY TVの公式アカウントからも、試合の様子やハイライトが公開されています。
遠征4戦目でつかんだ意味の大きな1勝
日本代表は「リポビタンDツアー2025」で、南アフリカ、アイルランド、ウェールズと世界トップレベルの強豪と連戦し、ここまで3連敗と苦しい戦いが続いていました。そうした中で迎えた世界ランキング11位(試合前時点)のジョージアとの最終戦を、接戦の末に勝ち切れた意味は小さくありません。
ワールドラグビーの世界ランキング上、日本はこの勝利でジョージアを逆転して12位に浮上。これにより、RWC2027(オーストラリア大会)の組分け抽選で、日本とウェールズが同じ「バンド2」に入ることが決まりました。強豪国との力の差や課題は依然として大きいものの、「勝ち切る」経験を積みながら次のW杯サイクルに向かううえで、象徴的な一戦になったと言えるでしょう。
公式情報へのリンク
詳細な試合記録や写真、遠征全体のレポートは、必ず公式サイトでご確認ください。
11月22日(土)「リポビタンDツアー2025」日本代表 vs ジョージア代表 試合結果(JRFU公式ニュース)
リポビタンDツアー2025 日本代表 vs ジョージア代表 公式試合記録
