第94回全日本フィギュア2025・第1日レビュー:鍵山優真&坂本花織がSPトップ発進
ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の最終選考会となる「第94回全日本フィギュアスケート選手権大会」が、東京・国立代々木競技場第一体育館で開幕しました(大会期間:12月18~21日)。19日の大会第1日目は男子シングルと女子シングルのショートプログラム(SP)が行われ、男子は鍵山優真、女子は坂本花織がトップに立ちました。
男女とも世界トップレベルの選手がそろう日本ナショナルらしい、高難度ジャンプと完成度の高い演技が目白押し。ミラノ五輪代表3枠をめぐる争いが、いよいよ本格的に動き出しました。
男子SP:鍵山優真が圧巻104.27点で首位発進、三浦佳生・中田璃士が追走
男子ショートプログラムでは、鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大学)が104.27点をマークし首位発進。4トウループ+3トウループの連続ジャンプ、4サルコウ、トリプルアクセルと、3本の大技をそろえた構成を着氷し、技術点・演技構成点ともに高い評価を得ました。
2位には95.65点で三浦佳生(オリエンタルバイオ/明治大学)、3位には89.91点で中田璃士(TOKIOインカラミ)が続きます。三浦は4サルコウ+3トウループ、トリプルアクセル、4トウループと攻めの構成で存在感を示し、中田はジュニアながら4トウループ+3トウループ、4サルコウ、トリプルアクセルを決め、表彰台圏内につけました。
ベテラン勢では友野一希が4位、佐藤駿が5位、山本草太が6位と続き、フリー次第では逆転優勝も十分に狙える位置。男子フリーは20日夕方に行われ、ミラノ五輪代表内定が見えてくる重要な一戦となります。
男子ショートプログラム上位結果
| 順位 | 選手名 | 所属 | 得点(TSS) |
|---|---|---|---|
| 1位 | 鍵山 優真 | オリエンタルバイオ/中京大学 | 104.27 |
| 2位 | 三浦 佳生 | オリエンタルバイオ/明治大学 | 95.65 |
| 3位 | 中田 璃士 | TOKIOインカラミ | 89.91 |
| 4位 | 友野 一希 | 第一住建グループ | 88.05 |
| 5位 | 佐藤 駿 | エームサービス/明治大学 | 87.99 |
| 6位 | 山本 草太 | MIXI | 82.21 |
女子SP:坂本花織が79.43点で首位 島田麻央・中井亜美が僅差で追う
女子ショートプログラムでは、坂本花織(シスメックス)が79.43点をマークしトップに立ちました。3ルッツ、2アクセル、3フリップ+3トウループのコンビネーションをそろえ、スピードと安定感のある滑りで、演技構成点でも高いスコアを獲得しています。
2位は79.33点の島田麻央(木下グループ)。トリプルアクセルを含む高難度構成で、トップとわずか0.10点差と肉薄。3位には77.50点で中井亜美(TOKIOインカラミ)が入り、こちらもトリプルアクセルを決めて会場を沸かせました。
4位の千葉百音、5位の岡万佑子、6位の渡辺倫果まで、上位陣は点差が大きく開かない展開。フリーの結果次第では大きな順位変動も予想され、女子の代表争いは例年以上に熾烈です。
女子ショートプログラム上位結果
| 順位 | 選手名 | 所属 | 得点(TSS) |
|---|---|---|---|
| 1位 | 坂本 花織 | シスメックス | 79.43 |
| 2位 | 島田 麻央 | 木下グループ | 79.33 |
| 3位 | 中井 亜美 | TOKIOインカラミ | 77.50 |
| 4位 | 千葉 百音 | 木下グループ | 74.60 |
| 5位 | 岡 万佑子 | 木下アカデミー | 73.20 |
| 6位 | 渡辺 倫果 | 三和建装/法政大学 | 71.36 |
ミラノ・コルティナ2026代表争いの行方
今大会は、来年2月に行われるミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の日本代表最終選考会でもあります。男女シングルの出場枠はそれぞれ3枠。シニア選手が全日本選手権で優勝した場合、その選手が自動的に五輪代表に内定し、残りの2枠は全日本選手権、グランプリファイナル、国際スケート連盟(ISU)公認大会でのシーズンベストスコアなどを総合的に加味して選出される予定です。
ショートの結果だけを見ると、男子は鍵山と三浦、ジュニアの中田を含めた若手勢がリードする一方、ベテラン勢もフリーで巻き返しを狙います。女子は坂本が一歩抜け出しつつも、島田・中井ら高難度ジャンプを武器とする選手が僅差で追う構図。フリーではジャンプの出来だけでなく、スタミナと完成度がよりシビアに問われることになりそうです。
大会2日目以降の主なスケジュール
全日本フィギュア2025の主なスケジュールは以下の通りです(会場はいずれも国立代々木競技場第一体育館/現地時間)。
- 12月20日(土)13:30~ ジュニアアイスダンス リズムダンス
- 12月20日(土)14:10~ アイスダンス リズムダンス
- 12月20日(土)15:50~ ペア ショートプログラム
- 12月20日(土)16:45~ 男子シングル フリースケーティング
- 12月21日(日)13:10~ ジュニアアイスダンス フリーダンス
- 12月21日(日)14:00~ アイスダンス フリーダンス
- 12月21日(日)15:15~ ペア フリースケーティング
- 12月21日(日)16:45~ 女子シングル フリースケーティング
男子フリーでの逆転劇、女子フリーでのハイレベルな代表争い、さらにペアやアイスダンスの日本一決定戦など、見どころは尽きません。ミラノ五輪へとつながる勝負の週末から、目が離せない展開が続きそうです。
公式情報&関連SNSポスト
最新のリザルトや大会情報は、日本スケート連盟の公式サイトおよび公式リザルトサイトで随時更新されています。あわせて、公式Xアカウントや選手・関係者のポストからも会場の熱気が伝わってきます。
