日本オリンピック委員会(JOC)と全日本スキー連盟は1月20日、ミラノ・コルティナ2026冬季五輪のスキー・スノーボード日本代表52人を発表。スキージャンプ男子ではエースの小林陵侑(チームROY)が、2018年平昌、2022年北京に続き3大会連続となる代表入りを決めました。
代表発表とジャンプ男子3枠の行方
今回の発表では、スキー・スノーボードあわせて52人の代表が選出され、その中にスキージャンプ男子の小林陵侑の名前も入りました。日本が獲得したジャンプ男子の出場枠は3枠。その座を争ったのが、小林陵侑、二階堂蓮(日本ビール)、中村直幹(フライングラボラトリー)の3人です。
1月18日付のJOC公式サイトでは、全日本スキー連盟が定めた代表選考対象大会がすべて終了し、派遣推薦基準を満たしたこの3選手について「代表入りが確実」と報じられました。そのうえで20日の全体発表で、ミラノ・コルティナ行きのメンバーとして正式に名前が並んだ形です。
札幌W杯でつかんだ「代表確実」 勝負のジャンプ
代表選考のヤマ場となったのは、札幌・大倉山ジャンプ競技場で行われたFISスキージャンプW杯2025-26シーズンの個人第17戦・第18戦でした。第17戦では中村直幹が自己最高の2位、二階堂蓮が3位、小林陵侑も5位と、日本勢がそろって上位に食い込む好結果を残します。
続く18日の個人第18戦では、小林が1本目136.5メートル、2本目138.5メートルの力強いジャンプを揃え、2位表彰台を獲得。代表選考対象のシリーズを通じて安定した結果を残したことで、派遣推薦基準クリアが決定的となりました。試合後には「まだ実感はないけれど、とにかく楽しみ」と笑顔を見せ、3大会連続の五輪に向けて気持ちを新たにしています。
スキージャンプ男子・日本代表3選手一覧
| 選手名 | 所属 | 五輪出場歴 |
|---|---|---|
| 小林陵侑 | チームROY | 2018年平昌、2022年北京に続き3大会連続出場(北京2022ノーマルヒル金メダル/ラージヒル銀メダル) |
| 中村直幹 | フライングラボラトリー | 2大会連続出場(2022年北京に続き2度目の五輪) |
| 二階堂蓮 | 日本ビール | 五輪初出場(今季W杯で初優勝を挙げた新星) |
金メダリストとして挑む3度目の五輪
小林陵侑は、北京2022のノーマルヒルで日本男子としては3人目となる個人金メダルを獲得し、ラージヒルでも銀メダルを手にした現役のオリンピックチャンピオンです。今季のW杯でも表彰台争いを続けており、世界トップクラスの安定感は健在。ミラノ・コルティナでは最大4種目での出場を見据え、「ビッグジャンプ」で再び世界を驚かせることを狙います。
一方で、本人は「何も保証されていない」と常に口にし、結果よりも自分のジャンプの完成度にフォーカスするスタイルを崩していません。平昌、北京と経験を重ねてきたオリンピアンとしての余裕と、なお挑戦者であり続けるメンタリティ。その両方を併せ持つ29歳が、イタリアの空にどんな弧を描くのか注目が集まります。
公式動画&ポストで小林陵侑をチェック
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