フィギュア団体、またも銀メダル。TEAM JAPANの強さと課題(ミラノ・コルティナ2026)

WINTER SPORTS

2026年2月9日

フィギュア団体、またも銀メダル。TEAM JAPANの強さと課題(ミラノ・コルティナ2026)

ミラノ・アイススケーティングアリーナで行われたフィギュアスケート団体戦は、最後の最後まで日米がデッドヒートを繰り広げる歴史的な一戦となりました。結果はアメリカが69ポイント、日本が68ポイント。1点差で再び銀メダルとなったものの、TEAM JAPANの総合力の高さを世界に示す大会になりました。

3日間の流れ:日本が追い、最後まで食い下がる

初日はショート主体のプログラム。男子シングルでは鍵山優真選手が100点超えの演技で首位発進し、日本に流れを呼び込みます。女子シングルの坂本花織選手も安定のクリーンな構成で高得点をマークし、日本はアメリカとイタリアを追う形でスタートしました。

2日目を終えて、アメリカがリード、日本がそれを追う展開は変わらず。それでも日本は大崩れせず、全員が「大きなミスをしない」演技で最終日に望みをつなぎました。

勝負の3日目フリーでは、まずペアの三浦璃来/木原龍一組が圧巻の演技で1位。続く女子フリーで坂本選手もトップに立ち、この時点でポイントは日米同点に。氷上の空気が一変し、「最後は男子フリーの一騎打ち」という舞台が整いました。

最終滑走の男子フリーでは、佐藤駿選手が3本の4回転を含む会心の「火の鳥」を決め、自己ベストとなる得点で会場を沸かせます。しかし、アメリカのイリア・マリニン選手がわずかに上回るスコアを叩き出し、トータル69-68。日本は1点届かず、またも銀メダルとなりました。

最終順位と日本代表メンバー

順位 ポイント
1位 アメリカ合衆国 69
2位 日本 68
3位 イタリア 60
4位 ジョージア 56
5位 カナダ 54

日本代表の7人は以下のメンバーです。

区分 選手 担当種目
女子シングル 坂本花織 ショート/フリー
男子シングル 鍵山優真 ショート
男子シングル 佐藤駿 フリー
ペア 三浦璃来/木原龍一 ショート/フリー
アイスダンス 吉田唄菜/森田真沙也 リズムダンス

それでも「誇らしい銀」だった理由

個々の能力が極めて高いアメリカに対し、日本は「総合力」と「安定感」で勝負しました。大きなミスなく戦い抜き、特にペアと女子シングルでは世界トップレベルの完成度を見せています。あと1点届かなかったことは悔しさと同時に、4年後へのモチベーションにもなるはずです。

また、この団体戦を通じて若手とベテランが同じリンクで戦い、互いに刺激を受け合ったことも大きな収穫。個人戦では、鍵山選手と佐藤選手、坂本選手らのメダル争いに注目が集まります。

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