ミラノ・コルティナ2026 序盤総括とこれからの見どころ【オリンピックレポート】
ミラノ・サン・シーロでの華やかな開会式から数日。ミラノ・コルティナ2026は、街の喧騒とアルプスの雪景色が交差する独特の空気の中で、序盤からドラマに満ちた戦いが続いています。ここまでの流れを整理しつつ、これからの注目ポイントを「日本目線」で整理してみます。
序盤の主なトピック:山と氷のドラマ
大会最初の金メダルはアルペン男子滑降。高速コースを攻め切ったフランヨ・フォンアルメン(スイス)が金メダルを手にし、地元イタリアのフランツォーニ&パリスが表彰台を分け合いました。山岳会場が熱狂に包まれる一方で、スキージャンプ女子ノーマルヒルでは丸山希選手が銅メダルを獲得し、日本の今大会初メダルをもたらしました。
続くスノーボード男子ビッグエアでは、木村きら選手と木俣亮真選手がワンツーフィニッシュ。リスクの高いトリックを決勝の大舞台でキメてくる日本勢の“空中感覚”は、もはや世界トップクラスと言っていいでしょう。
リンクではフィギュアスケート団体戦が大きな話題になりました。日本はペアと女子シングルを中心に怒涛の追い上げを見せ、最終的にアメリカと1点差の銀メダル。勝負には敗れながらも、「団体として世界と互角以上に戦える」という手応えをつかんだ大会序盤となりました。
日本のメダル状況(2月9日現在)
2月9日現在で、日本勢のメダル獲得状況は以下の通りです(公式サイトおよび日本の報道をもとに構成)。
| メダル | 競技 | 種目 | 選手/チーム | メモ |
|---|---|---|---|---|
| 金 | スノーボード | 男子ビッグエア | 木村きら | 今大会・日本勢初の金メダル |
| 銀 | スノーボード | 男子ビッグエア | 木俣亮真 | ワンツーフィニッシュの2位 |
| 銀 | フィギュアスケート | 団体 | 坂本花織、鍵山優真、佐藤駿、三浦璃来/木原龍一、吉田唄菜/森田真沙也 | アメリカに1点差の2位 |
| 銅 | スキージャンプ | 女子ノーマルヒル | 丸山希 | 日本の今大会初メダル |
金1・銀2・銅1というスタートは、メダル数だけ見れば「まずまず」。しかし内容を追っていくと、雪上の空中系種目と氷上の採点競技で確かな存在感を示していることがわかります。
これからの注目種目(日本目線)
1)スノーボード:女子ビッグエア、ハーフパイプ、スロープスタイル
男子ビッグエアで勢いに乗った日本チームは、女子ビッグエアやパーク系の種目でも表彰台候補が揃っています。日本時間の早朝〜午前に決勝が組まれることが多いので、「朝イチでビッグトリックを見る」つもりでチェックしたいところです。
2)スキージャンプ:男子ノーマルヒル&ラージヒル、混合団体
女子ノーマルヒルでのメダルに続き、男子勢や混合団体でもメダルのチャンスがあります。夜の時間帯に実施されることが多く、ゴールデンタイムに「一発勝負の緊張感」を味わえる競技です。
3)フィギュアスケート個人戦:鍵山優真&佐藤駿、坂本花織
団体戦で存在感を示したメンバーが、そのまま個人戦でもメダル候補に名を連ねます。男子はマリニン選手が頭一つ抜けた存在とはいえ、鍵山・佐藤両選手にも十分にチャンスあり。女子では坂本選手が、安定感と完成度で再びメダル争いの中心に入っていくことが期待されます。
4)「日本 vs 世界」をどう見るか
今大会の日本勢は、「どこか一種目で突出する」というよりも、いくつもの競技で世界トップと殴り合える選手層の厚さが特徴です。早朝の雪上競技、夜の氷上競技という1日のリズムの中で、「今日はどの時間帯にTEAM JAPANが登場するか」をチェックしておくと、オリンピックの楽しみ方がぐっと広がります。
ハイライトでおさらい
リアルタイム視聴が難しい場合でも、公式のハイライト動画を押さえておけば、流れを追うことができます。デイリー・ハイライトや各競技のダイジェストを組み合わせて、自分なりの「五輪タイムテーブル」を作ってみるのもおすすめです。
大会はまだ序盤戦。「ここから誰が主役になるのか」「どんな新星が現れるのか」。そして、TEAM JAPANはどこまでメダル数を伸ばせるのか――。残りの日程も、引き続き追いかけていきたいと思います。
