小野光希と堀島行真がそろって銅メダル 日本勢メダル二桁に到達した節目の一日【ミラノ・コルティナ2026】
ミラノ・コルティナ冬季オリンピック第7日(現地12日)、日本の雪上競技をけん引する2人のエースがそろって表彰台に立った。スノーボード女子ハーフパイプで小野光希が銅メダル、フリースタイルスキー男子モーグルで堀島行真が銅メダルを獲得。今大会の日本勢のメダル数は通算10個に到達し、メダルラッシュが一つの節目を迎えた。
女子ハーフパイプでは、韓国のチェ・ガオンが90.25点で金メダル、アメリカのクロエ・キムが88.00点で銀メダル、小野は85.00点で銅メダル。日本からは16歳の清水沙良と工藤莉世も決勝に進み、それぞれ4位と5位に入る堂々たる滑りを見せた。
男子モーグルでは、オーストラリアのクーパー・ウッズが金メダル、カナダのミカエル・キングズベリーが銀メダル、そして堀島が銅メダル。北京2022に続く2大会連続の銅メダルとなり、「世界のトップ3」に名を連ね続けていることを証明した。
小野光希、女子ハーフパイプで悲願の五輪メダル 日本スノーボード勢4個目のメダル
イタリア・リヴィーニョのリヴィーニョ・スノーパークで行われた女子スノーボード・ハーフパイプ決勝。高さと難度の両方が求められるハーフパイプで、多くの選手が転倒する波乱の展開となったなか、小野は持ち味の安定感とクリーンなメイクで勝負した。
決勝3本のうちベストスコアとなったランでは、高さのあるフロントサイド・スピンとバックサイドの連続技をまとめ、85.00点を獲得。韓国のチェ・ガオン、そして「女王」クロエ・キムに続く3位に入り、悲願の五輪メダルをつかみ取った。
この銅メダルは、今大会における日本勢のスノーボード種目で4個目のメダル。すでに男子ビッグエアで木村葵来が金、木俣椋真が銀、日本女子ビッグエアでも村瀬心椛が金メダルを獲得しており、「スノーボード大国・日本」を象徴する数字となっている。
21歳の小野は、すでに世界選手権やX Gamesでも表彰台を重ねてきた実力者。北京2022で味わった悔しさを胸に臨んだ2度目の五輪で、ようやく五輪メダルという勲章を手にした。
女子スノーボード・ハーフパイプ決勝 主な結果(上位&日本勢)
| 順位 | 選手 | 国・地域 | 得点 |
|---|---|---|---|
| 金 | チェ・ガオン | 韓国 | 90.25 |
| 銀 | クロエ・キム | アメリカ合衆国 | 88.00 |
| 銅 | 小野光希 | 日本 | 85.00 |
| 4位 | 清水沙良 | 日本 | 84.00 |
| 5位 | 工藤莉世 | 日本 | 81.75 |
※得点・順位はミラノ・コルティナ2026公式リザルトおよびFISの記録に基づく。
女子ハーフパイプ決勝には日本から4人が出場し、そのうち3人がトップ5入り。若い世代が世界の舞台で結果を残しつつあり、次の世界選手権や2030年大会に向けても大きな弾みとなる大会になった。
堀島行真、男子モーグルで2大会連続の銅メダル 「嬉しさ」と「悔しさ」が交錯する3位
一方、フリースタイルスキー男子モーグルでは、堀島行真が北京2022に続いて銅メダルを獲得した。予選から攻めの滑りを見せてトップ通過を果たすと、決勝のスーパー・ファイナルでも高難度のエアと切れ味鋭いターンで会場を沸かせた。
それでも、金メダルを獲得したクーパー・ウッズ(オーストラリア)、銀メダルのミカエル・キングズベリー(カナダ)が僅差で前に立ちはだかり、狙っていた頂点にはあと一歩届かなかった。それでも、前回大会に続き2大会連続で表彰台に立ったことは、世界トップクラスのモーグルスキーヤーとしての地位を改めて示す結果となった。
堀島は、世界選手権でも複数の金メダルを獲得してきた「大舞台に強い」選手。今大会はデュアルモーグルでもメダルが狙える位置におり、まだまだメダルラッシュをけん引する存在としての期待は大きい。
男子モーグル決勝 メダリスト
| 順位 | 選手 | 国・地域 |
|---|---|---|
| 金 | クーパー・ウッズ | オーストラリア |
| 銀 | ミカエル・キングズベリー | カナダ |
| 銅 | 堀島行真 | 日本 |
※メダリスト情報はミラノ・コルティナ2026公式リザルトに基づく。
日本勢は大会通算10個目のメダルに到達
小野と堀島のダブル銅メダルにより、日本の今大会のメダル数は通算10個に到達した。序盤からスノーボードやスキージャンプ、フィギュアスケート団体など様々な競技で表彰台に立ってきたチームジャパンにとって、今大会の流れを象徴する一日と言える。
今後も、男子スノーボード・ハーフパイプやスロープスタイル、スキージャンプ・ラージヒル、スピードスケートの中長距離、さらにはカーリングやアイスホッケーといった団体競技など、多くの種目で日本勢がメダル争いに絡む可能性を残している。
雪上・氷上のさまざまな会場で、「日の丸」を背負うアスリートたちがどんなドラマを見せてくれるのか。ミラノ・コルティナ2026の後半戦も、引き続き目が離せない。
